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薬膳的養生法
4.32019
薬膳的養生法⑲春の不調
こんにちは。すっかりお久しぶりになってしまいました。
西荻窪の女性鍼灸師、藤田倫子です。
東京、桜が咲きましたね。
あおば整骨院の前の公園の大きな桜の木もこんな感じに!
東洋医学で、春は「万物が生まれる」季節と言います。
植物は芽吹き、動物は冬眠から目覚め、むくむくと活動を始めます。
では、私たち人間は・・・?
人間も同じです。動物です。
同じように、春は身体がのびのびと活発に動きだします。
でもその変化に伴って、不調が多いのも春の特徴です。
■春に多い身体の不調■
風邪、頭痛、のぼせ、耳鳴り、吹き出物、口唇ヘルペス、イライラ、鼻血、くしゃみ、鼻水、皮膚のトラブル、ひどい肩こり、眠気・・・などなど
あれ?何か気づくことはありませんか?
そうなんです。これらの不調の多くが、身体の上の方(上半身)に起きていますね。
春の陽気は、身体の中でも上へ上へ上りやすいのです。
暖かくなったからと言って、いきなり薄着にしたり、足元をスースーさせたりすると、とたんにこれらの不調に見舞われます。
おしゃれは季節を先取り、というからちょっと大変なんですけれど・・
春はこんな感じでいかがでしょうか?
■春の養生ポイント■
・おしゃれを意識しつつも、いきなり薄着にしない。とくに、足元は温めて。
(冬のムートンブーツから突然にパンプス・ストッキングになった足元は寒くてびっくり。陽気(熱)が上に上がりやすくなり、上半身の不調を起こします)
・そして首元には一枚ショールを。
(春の強い風は、首元からひゅっと身体に入り、「風」の「邪気」=「風邪」となって悪さをします)
・芽吹きの季節を意識して、のびのびとゆっくり動く。
(春にせかせかすると、体調を崩しやすいので、スケジュールはゆったりめにしましょう)
こうして春に身体を大切にすることで、次の季節(梅雨)も元気に過ごせるんですよ(^^♪
