- Home
- 健康向上☆セルフメンテナンス
- 薬膳的養生法⑩体を温める
薬膳的養生法
11.52018
薬膳的養生法⑩体を温める
こんにちは。
西荻窪の女性鍼灸師の藤田倫子です。
先日、患者さんと「体を温める」というお話しをしたときのこと。
「先生、体を温める食べ物って何でしょうか?」と聞かれました。
皆さんすぐに思いつくのは、しょうが、ねぎ、トウガラシ、にんにく、などでしょうか。
薬膳で言うと、これらは全て、体を温める食べ物、すなわち「温(おん)」の性質のものです。
と、同時に「辛(しん)」の性質も合わせ持っているため、少量食べれば「肺(呼吸器系)」を強くしてくれますが、沢山食べれば「体を乾燥」させ、「肌荒れ・便秘・喉の乾燥」につながってしまいます。
そう!しょうが、ねぎ、トウガラシ、にんにく、などは「薬味」程度に少量を使うのがベスト!
何でもかんでもたくさん「しょうが」を入れれば良いというものではありません。
では、最初の患者さんの質問に戻りますね。
体を温めるにはどんなものを食べたら良いのか?
今だと、栗、くるみ、さけ、さば、いわし、にら、かぶ、などがおいしい頃でしょうか。
体を温めてくれるのはもちろん、旬のものなので今の季節の体にとっての、大切な栄養素がぎゅっとつまったものばかりです。
食事で他に気を付けることは、体を冷やすものを食べ過ぎないこと、、
体を冷やす食べ物の代表選手は、「夏野菜」です。トマト、なす、きゅうり・・・スーパーには一年中売ってますね・・・😢
これに加えて、湯舟にゆっくり浸かったり、下半身を冷やさないよう衣服を工夫したりすることで、冬を元気に過ごす準備が整います。
今夜は、ミルクティに少しショウガとシナモンを入れてみようかな?
